「糸島杉で建てる東屋」建築建前から完成まで

福岡県糸島市「民家工房 日新ホーム」の加賀田棟梁の設計監理による「糸島杉で建てる東屋」を九州杢人の会の会員が参加して完成いたしました。

九州杢人の会会長の池上さん、会員の堂薗さん、押川さん、山村さん、浦田さん、福田さんが糸島の現場に集合して、建前から完成までを行いました。

基本設計後の木取りは池上さんが担当し、刻みは堂薗さん、福田さんにお願いして鹿児島から糸島へと運んできました。

2022(令和4)年1月13日に土台敷き。14日に棟が上がり、板倉造りの杉板を柱間に落とし込んで行きました。

棟木丸太とカウンター材を山村さんにチョウナ削りで仕上げていただき、きれいなハマグリ刃型が仕上がりました。22日には足場も取れて竹林に建つ「東屋」が現れました。

短期間の集中した建前でしたが、九州杢人の会が目指している伝統構法につながる勉強会にもなりました。

会員相互の協力関係を構築する手始めとして、大成功だったと思います。

(加賀田憲治)