九州杢人の会とは
九州杢人の会のめざす家づくり
その地のもので建てる、その地の気候に適した家づくり
わたしたちは、この地域で育てられた木を使い、この地域に産する材料と組み合わせて、この地域の気候に適応した住みやすい家をつくりたいと考えています。
また、家づくりは、住む人、設計する人、造る人の共同作業で行われることと考えています。
ところが、現在の家づくりでは、わたしたちがあたりまえと考えることがほとんど行われていません。
どのようにつくればよいのか
家づくりにたずさわる人間として、このような状況に対して「なぜなのか?」という疑問を避けることができません。その疑問は、「どうすれば、よいのか?」、「どのように、つくればよいのか?」という次の疑問につながります。
わたしたちは、同じような疑問を持つ仲間と一緒に考え、学び、具体的な技術として確立して、家づくりの共同作業の中で作り手としての役割を果たしたいと考えています。
技術・維持の仕組みの創造と共有
「九州杢人の会」は、九州地域の大工や設計者の共同体です。
日本の木を大事に使い、環境への負荷を最小限におさえて、快適で、安全で、長く住むことのできる家、そのような家を造る技術、そのような家を維持してゆく仕組み、それらを作りたいと考えています。